作った自動化を維持する — 半年後に動いているか
自動化は作った時点が最高の状態で、そこから劣化していく。誰が直すかを決めずに本数を増やすと、ある時期に全部止まる。
編集部
AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

劣化する原因
連携先のAPIの仕様が変わる画面の構造が変わる(ブラウザ操作の場合)認証情報の期限が切れる作った人がいなくなる業務の手順が変わって、自動化が前提と合わなくなる
5番目が最も多い。システム側は正常に動いているのに、業務が変わって処理が不要になっている、あるいは間違った処理になっている。
作る前に決めること
| 項目 | 決める内容 |
|---|---|
| 担当者 | 壊れたときに直す人(名前で) |
| 監視 | 動いていることをどう確認するか |
| 通知先 | 壊れたときに誰に知らせるか |
| 停止の判断 | 直らない場合、手作業に戻す手順 |
| 見直しの時期 | 業務との整合を確認する頻度 |
一覧を作る
自動化の本数が10を超えたら、一覧を作る。何を・どこで・誰が作ったか・何に依存しているか。この一覧がないと、棚卸しができない。
一覧に書く最低限の項目は、処理の名前、動かす場所、担当者、連携先、最終確認日である。
動いていることの確認
エラー通知だけでは足りない。何も起きずに静かに止まる場合がある。「毎日動いているはずのものが3日動いていない」を検知する仕組みを作る。
簡単な方法は、処理の最後に成功を記録して、その記録が更新されていないことを検知することである。処理そのものを監視するより確実である。
棚卸しの頻度
半年に1回、一覧を見て以下を確認する。この作業を予定に入れておかないと、誰もやらない。
まだ必要な処理か(業務が変わっていないか)実際に動いているか(最終実行日を見る)担当者が在籍しているか使っている認証情報の期限
減らす判断をする
使われていない自動化は消す。残っていると、棚卸しの対象が増えて全体の管理が重くなる。「いつか使うかもしれない」で残さない。
消す前に、設定の内容を記録しておく。必要になったら作り直せる状態にすれば、消すことへの抵抗が小さくなる。
よくある質問
- Q. 担当者が1人しかいない場合は。
- A. 作る本数を抑えてください。保守できる本数には上限があり、それを超えると全部が信用できなくなります。本数より、止まったときに気づける状態を優先してください。


