Together AI vs Fireworks — OSSモデルをどこで動かすか
どちらも OSS モデルの推論とファインチューニング、専有GPUを提供する。選択を分けるのは、GPU の時間単価と、ファインチューニングの価格が公開されているかどうかである。価格は2026年11月時点の確認値。
編集部
AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

料金の比較
| Together AI | Fireworks | |
|---|---|---|
| H100 オンデマンド | クラスタ $3.99/時・専有推論 $5.49/時 | $8.00/時 |
| H100 中断許容 | $1.99/時 | 記載なし |
| H100 予約 | $3.19〜$3.69/時 | 記載なし |
| B200 | クラスタ $8.19/時 | $13.00/時 |
| ファインチューニング | 100万学習トークンあたり(例: Llama 3.1 8B SFT $0.34、最低$4.00/ジョブ) | LoRA SFT $0.50〜$10.00/100万学習トークン、DPO は約2倍 |
| リージョン制限 | 記載なし | 1.5倍の割増 |
| サンドボックス | $0.0446/vCPU時+$0.0149/GiB時 | 記載なし |
1. GPU は Together が安い
H100 のオンデマンドで $3.99 と $8.00 なので倍の差がある。さらに Together は中断許容で $1.99、予約で $3.19 からという選択肢を持つ。GPU 時間が費用の中心になるワークロードでは、この差は決定的になる。
ただし比べているものが完全に同じではない。Together の $3.99 はクラスタ、Fireworks の $8.00 はデプロイ基盤込みのオンデマンドである。運用の手間を含めて比べる必要がある。
2. ファインチューニングの価格が出ているか
Fireworks は LoRA の教師ありファインチューニングを100万学習トークンあたり $0.50〜$10.00 とモデルサイズ別に公開している。DPO はおよそ倍。これは実務で効く。
多くの提供元はファインチューニングの価格を問い合わせにしている。事前に見積もれないと、実験する判断自体が社内で通らない。公開されているだけで、試すかどうかの意思決定が速くなる。
3. リージョン制限の割増
Fireworks はリージョンを限定したデプロイに1.5倍の割増がある。データ所在地の要件がある場合、$8.00 が $12.00 になる計算で、見積もりへの影響が大きい。要件を先に確定してから比較する。
4. どちらでもない選択肢
そもそもOSSモデルを動かす必要があるか。商用モデルのAPIで足りるなら、そのほうが安く速いことが多い。OSSを選ぶ理由は、特定モデルが必要、ファインチューニングしたい、データの扱いに制約がある、のいずれかであるべきである。
よくある質問
- Q. ファインチューニングは効果がありますか。
- A. タスクによります。出力形式を安定させる、特定の文体に寄せる、専門用語を扱わせる用途では効果があります。知識を増やす目的では RAG のほうが適しています。
- Q. どちらが速いですか。
- A. モデルと負荷で変わります。両方とも無料クレジットや少額から試せるので、自分のプロンプトで実測してください。


