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deep dive3分 で読める公開 2026-11-01

GPU時間あたりの価格比較 — H100 を借りるといくらか

同じ H100 でも、どこで借りるかで時間単価が倍近く違う。オンデマンド・予約・中断許容の3つの価格帯を並べて、ワークロードごとの選び方を示す。価格は2026年11月時点で各社の公式料金ページで確認した値。

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編集部

AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

GPU時間あたりの価格比較 — H100 を借りるといくらか

H100 の時間単価

提供元形態時間単価
Together AIGPUクラスタ・中断許容$1.99
Together AIGPUクラスタ・予約(3〜180日)$3.19〜$3.69
Together AIGPUクラスタ・オンデマンド$3.99
Modal秒課金(H100 SXM5)約$3.95
Together AI専有推論(HGX H100)$5.49
ReplicateH100$5.49
Baseten専有デプロイ約$6.50
Fireworksオンデマンド H100 80GB$8.00
2026年11月に各社の公式料金ページで確認。秒課金・分課金のものは編集部で時間換算した。

最安と最高で4倍の開きがある。ただし同じサービスを比べているわけではない点に注意が要る。クラスタは自分で面倒を見る前提、専有推論はデプロイ基盤込み、秒課金は待機に払わない。単価だけで選ぶと運用コストで逆転する。

3つの価格帯の使い分け

中断許容($1.99)

途中で止められても困らない処理に限る。バッチの埋め込み生成、オフラインの評価、夜間の再学習。止まったら再開する仕組みを自分で作る必要がある。

予約($3.19〜)

継続的に使うと分かっている場合。3日から180日以上まで期間があり、長いほど安い。読める負荷があるなら、オンデマンドより2割ほど下がる。

オンデマンド($3.99〜$8.00)

負荷が読めない段階と、短期の実験。高いが、使わない時間に払わなくてよい。まずここから始めて、使用量が見えてから予約に移すのが順当である。

時間単価より先に確認すること

  • そのGPUが実際に確保できるか(在庫がないことがある)
  • リージョンを指定すると割増になるか(Fireworks は1.5倍)
  • ストレージとネットワークの課金が別にあるか
  • 最低利用期間や解約条件

2つめは日本からの利用で効く。データ所在地の要件でリージョンを指定すると、単価が1.5倍になる提供元がある。要件を先に確定してから見積もる。

自前で借りるべきかどうか

サーバーレスのトークン課金と比べる計算を一度やっておく。100万トークンあたり$0.15のモデルを月1億トークン使っても$15である。同じ処理を H100 を1台借りて回すと、使用率が低ければ単価で負ける。

GPU を借りる合理性が出るのは、使用率を高く保てる場合、独自のモデルを動かす場合、データを外に出せない場合の3つである。

よくある質問

Q. 中断許容を本番で使えますか。
A. ユーザーが待っている処理には使えません。バッチや再学習のように、止まっても再開すればよい処理に限ります。再開の仕組みは自分で作る必要があります。
Q. 為替の影響はどう見ますか。
A. いずれもドル建てなので、円安が進むと円換算の費用は上がります。年間契約を結ぶ場合、為替前提を社内の説明に入れておくと後で揉めません。
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