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deep dive3分 で読める公開 2026-11-01

Modal vs Baseten — AIの実行基盤は課金の単位で選ぶ

どちらもモデルを動かすサーバーレス基盤だが、課金の単位と待機時間の扱いが違う。バースト的な処理か常時稼働かで総額が変わる。価格は2026年11月時点で各社の公式料金ページで確認した値。

編

編集部

AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

Modal vs Baseten — AIの実行基盤は課金の単位で選ぶ

結論

  • 不定期のバースト処理 → Modal(秒課金・待機に払わない・月$30無料)
  • 常時トラフィックのある推論 → Baseten(分課金・専有デプロイ)
  • どちらも Python のコードをそのまま動かせる

1. 課金の単位

ModalBaseten
単位秒分(専有デプロイ)
H100$0.001097/秒(約$3.95/時)$0.10833/分(約$6.50/時)
A100 80GB$0.000694/秒$0.06667/分
CPU$0.0000131/秒(物理コア)記載なし
メモリ$0.00000222/GiB秒—
無料枠毎月$30分の計算Basic $0/月・新規にクレジット
待機時間払わない払わない(専有は稼働分)
2026年11月に各社の公式料金ページで確認。時間換算は編集部による計算。

単純な時間単価では Modal のほうが安い。ただし Baseten は Model APIs としてトークン課金の窓口も持っており、自前のモデルを立てずに済む分だけ運用が軽い。

2. 待機時間の扱いが分かれ目

Modal は秒課金で、リクエストが来ていない間は課金されない。1日に数回しか呼ばれないバッチや、社内向けの不定期な処理では、常時起動のインスタンスを持つより圧倒的に安い。

一方、コールドスタートの時間は発生する。初回のリクエストでモデルをロードする数十秒を、ユーザーが待てるかどうかで判断が変わる。ユーザー向けの同期処理では辛い。

3. Baseten の Model APIs

Baseten は自分でモデルをデプロイする前に、既製のモデルをトークン課金で呼べる窓口を持つ。GPT OSS 120B が100万トークンあたり入力$0.10・出力$0.50といった形で、まず動くものを作るには速い。

専有デプロイに移るのは、レイテンシを詰めたい場合か、カスタムモデルを動かす場合である。この2段構えがあるのは Baseten の利点で、Modal は最初から自分でコードを書く前提になる。

4. どちらでもない選択

そもそも GPU を借りる必要があるかを先に確かめる。OSS モデルを動かす理由が「商用APIを使えない」ならその通りだが、「安そうだから」なら計算が合わないことが多い。Together AI や Fireworks のサーバーレス推論は、トークン課金で自前運用より安く済む規模が広い。

よくある質問

Q. コールドスタートはどれくらいですか。
A. モデルのサイズと初期化の実装によります。数十秒かかることもあるので、ユーザーが同期で待つ処理には向きません。Modal はコンテナを温める仕組みも持つので、公式のドキュメントで現在の方法を確認してください。
Q. GPU は本当に必要ですか。
A. 商用APIが使えない事情がなければ、多くの場合は不要です。サーバーレス推論のトークン課金のほうが、自前でGPUを借りるより安く済む規模は広いです。
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