無料で使える議事録AIの上限はどこか — 無料枠6つの実際の制限
議事録AIの無料プランは「月に何分まで」だけを見ると判断を誤る。実際に先に詰まるのは1回あたりの上限、アカウント数、要約機能の可否である。無料枠の実際の制限と、有料に切り替える境目を整理する。料金は2026年11月時点で確認した値。
編集部
AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

無料枠で詰まる順番
1回あたりの録音上限 — 30分の会議が1本通らないことがあるアカウント数 — 1人用だとチームで共有できない要約・話者分離 — 文字起こしはできても要約が有料のことがある月間の合計時間 — ここに当たるのは意外と最後
「月120分の無料枠」と書いてあると2時間ぶん試せそうに見えるが、1回3分までという制限が同時にかかっていると、通常の会議には1本も使えない。無料プランを比べるときは、月間の数字と1回の数字を必ずセットで見る。
主要ツールの無料枠
| ツール | 無料枠 | 1回の上限 | 有料の入口 |
|---|---|---|---|
| Notta | 月120分・1アカウント | 3分 | プレミアム ¥1,185/月(年払・税込) |
| Rimo | 無料トライアル(期間は要確認) | 要確認 | プロ ¥4,950/月(税込) |
| LINE WORKS AiNote | 法人向けのため無料枠なし | — | ¥19,800/月〜(年額契約) |
| Otter | 無料プランあり(上限は公式を参照) | 要確認 | 公式を参照 |
| Fireflies | 無料プランあり(上限は公式を参照) | 要確認 | 公式を参照 |
| tl;dv | 無料プランあり(上限は公式を参照) | 要確認 | 公式を参照 |
海外ツールの無料枠は改定が頻繁で、本サイトで数字を固定して書くと古くなる。ここでは無料プランの有無だけを示し、上限は各ツールの詳細ページと公式サイトを参照する形にしている。
有料に切り替える3つの境目
境目1:会議が週2回を超えたとき
週1回なら無料枠でも回る。週2回を超えると月間の上限と1回の上限の両方に当たりはじめ、「今月はもう使えない」が業務の途中で発生する。使えない月が一度でもあると、結局ノートに手で書くことになり、ツールを入れた意味がなくなる。
境目2:自分以外の人が読むようになったとき
記録を自分の備忘録として使う段階では、精度が多少低くても困らない。他のメンバーが議事録として読む段階になると、話者の取り違えや固有名詞の誤りが実害になる。話者分離と用語辞書は有料プランの機能になっていることが多い。
境目3:検索するようになったとき
「あの話はいつの会議だったか」を探し始めると、過去のデータが残っているかが効いてくる。無料プランには保持期間の制限があることがあり、3ヶ月前の記録が消えていると検索の用途そのものが成立しない。
無料枠を最大限使う運用
重要な会議だけAIに回し、定例は手書きのメモにとどめる録音は全部取り、文字起こしは必要な回だけ実行する(分けられるツールがある)要約は無料の汎用AIに貼って出す。文字起こしとの役割を分ける
3つめは実務でよく使われる形である。文字起こしツールは文字にするところまでに使い、要約は ChatGPT や Claude に貼って出す。ツールの要約機能が有料でも、この分担なら無料のまま回る。ただし文字起こしを外部AIに貼る行為自体がデータの持ち出しになるので、社内規程の確認は必要になる。
よくある質問
- Q. 無料プランをずっと使い続けられますか。
- A. 月数回の会議で、自分だけが読む備忘録として使うなら続けられます。他のメンバーが議事録として読む段階になると、話者分離と用語辞書が必要になり有料プランが前提になります。
- Q. 複数の無料プランを掛け持ちするのはどうですか。
- A. 合計時間は稼げますが、記録が複数のサービスに分散して後から探せなくなります。検索したい用途があるなら1つに寄せたほうが実用的です。

