Clay vs Apollo — データを持つか、データを作るか
同じ「リスト構築」のツールに見えるが、売っているものが違う。Apollo は自社が持つデータベースへのアクセス、Clay は複数のデータ源を組み合わせる作業台である。
編集部
AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

違いの要点
| Clay | Apollo | |
|---|---|---|
| 売っているもの | 複数データ源を組み合わせる場 | 自社のコンタクトデータベース |
| データの出どころ | 外部プロバイダを多数接続 | Apollo 自身が保有 |
| 得意なこと | 条件に応じて情報を付加する | 条件で検索して件数を出す |
| 課金 | クレジット制 | プラン制+クレジット |
| 学習コスト | やや高い(組み方を覚える) | 低い(検索して出すだけ) |
| 日本企業のカバー | 接続先次第 | 英語圏が中心 |
Apollo が向く場合
条件を決めてリストを出したい、という段階では Apollo のほうが速い。業種・従業員数・役職で絞って、その日からメールを送り始められる。
ただし出てくるリストは他社も同じ条件で取得できる。差別化は文面と選別に寄ることになる。
Clay が向く場合
Clay の価値は、取得した会社リストに対して「求人を出しているか」「最近プレスリリースを出したか」「どの技術を使っているか」といった情報を付加できることである。この情報が、送る相手を絞る根拠になる。
逆に言えば、何を根拠に絞りたいかが決まっていないと使いこなせない。ツールの自由度が高いぶん、設計が必要になる。
併用する構成
実務では、Apollo でリストの母体を作り、Clay で情報を付加して絞る、という組み方が多い。両方契約すると費用は上がるが、工程が分かれているのでそれぞれの効果を測りやすい。
予算が限られるなら、まず Apollo でリストを出して、手作業で20社だけ調べて送ってみる。返信があった会社の共通点が、Clay で自動化すべき条件になる。
クレジット制の落とし穴
どちらもクレジットを消費する。Clay は付加する情報の種類ごとに消費するので、設定を間違えると1回の実行で月の枠を使い切る。最初は10件だけで試してから、件数を広げる。
よくある質問
- Q. 日本企業のリストに使えますか。
- A. どちらも英語圏が中心で、日本企業のカバー率は落ちます。試用期間に自社のターゲット条件で検索して、取得できる件数と担当者情報の充足率を確認してください。


