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workflow2分 で読める公開 2026-11-01

ブラウザ操作をAIに任せる — 動くが壊れやすい領域

APIを持たない業務システムをブラウザ経由で操作できるのは実務上の価値がある。ただし画面が変わると止まるので、使う範囲を選ぶ必要がある。

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編集部

AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

ブラウザ操作をAIに任せる — 動くが壊れやすい領域

使える業務

  • APIのない社内システムからのデータ取得
  • 複数のサイトに同じ情報を入力する作業
  • 定期的な画面の確認(在庫、価格、掲載状況)
  • ログインが必要なページからの定期取得

共通するのは、APIが提供されていないことである。APIがあるならそれを使う。ブラウザ操作は最後の手段である。

壊れる理由

画面の構造に依存しているので、ボタンの位置やラベルが変わると動かない。AIが画面を見て判断する構成では従来の自動化より耐性があるが、完全ではない。

  • ボタンのラベルが変わった
  • 確認のダイアログが追加された
  • 二段階認証が有効になった
  • ページの読み込みが遅くなった
  • 自動操作の検知で遮断された

認証の扱い

自動操作のために認証情報をどこかに保存することになる。ここが最も注意が必要な部分である。

  • 専用のアカウントを作り、権限を最小にする
  • 個人のアカウントを使わない(退職で止まる・責任が曖昧になる)
  • 認証情報は環境変数や秘密管理の仕組みに置く
  • 二段階認証を回避する構成にしない(規約違反になりうる)

規約の確認

外部のサイトを自動操作する場合、相手の利用規約を確認する。自動アクセスを禁止しているサイトは多い。社内システムなら問題にならないが、外部サイトは別である。

取得したデータの使い方にも制限がある場合がある。競合の価格を取得して自社の価格に反映する、といった使い方は規約で禁じられていることがある。

隔離して動かす

ブラウザ操作は、生成されたコードや外部のページを扱うので、自分のマシンで動かすのは避ける。Browserbase のようなサービスか、隔離した環境で動かす。

特に、取得したページの内容をAIに読ませる構成では、プロンプトインジェクションの経路になる。読ませた内容に権限を与えない設計にする。

失敗を前提にした運用

壊れることを前提に、壊れたときに気づく仕組みを作る。「毎日10件取得できるはずが0件」を検知して通知する。壊れたまま数週間動いている状態を避ける。

よくある質問

Q. 従来のRPAとの違いは。
A. AIが画面を見て判断するため、画面の小さな変更に耐えやすいです。ただし判断を間違える可能性が加わるので、確実性が上がったわけではありません。
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