AI関連の契約を棚卸しする — 使っていないものを見つける
AI関連の契約は増やすのが簡単で、減らすのは誰もやらない。実際の利用状況を明細から確認する手順をまとめる。
編集部
AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

まず明細を集める
請求元が分散しているので、以下を全部見る必要がある。1箇所だけ見ても全体が出ない。
法人クレジットカードの明細経費精算で個人が立て替えているものクラウド事業者の請求(API利用分)年払いで請求書が来ているもの他のサービスに付随して課金されているもの
4番目と5番目が漏れやすい。年払いは明細に毎月出ないので、11ヶ月間忘れられる。
一覧にする項目
| 項目 | 書く内容 |
|---|---|
| サービス名 | 請求元の名称と、通称が違う場合は両方 |
| 月額換算 | 年払いは12で割る |
| 契約者 | 誰のアカウントか |
| 利用者数 | 実際に使っている人数 |
| 最終利用日 | 管理画面で確認できる場合 |
| 更新日 | 解約の期限 |
利用実績を確認する
契約した人数と実際に使っている人数が違うことが多い。管理画面に利用状況が出る場合はそれを見る。出ない場合は、使っている人に直接聞く。
「たまに使う」という回答が返ってきたら、頻度を具体的に聞く。月1回なら、その作業の別の方法を検討する価値がある。
解約の判断基準
90日以上ログインがない → 解約契約人数の半分以下しか使っていない → プランを下げる機能が重複する別のツールがある → どちらかに統合月1回以下の利用で、代替手段がある → 解約誰が使っているか分からない → 調べてから判断(放置しない)
解約の前にやること
蓄積したデータを書き出す。プロンプトの履歴、生成した成果物、設定。解約すると取り出せなくなるものがある。
また、そのツールに依存している自動化がないかを確認する。APIを使った連携が動いていると、解約で静かに止まる。
頻度を決める
半年に1回が現実的である。年1回だと、無駄な課金が最大12ヶ月続く。四半期ごとは手間が勝つ。
予定に入れておかないとやらないので、カレンダーに繰り返しの予定として登録する。
増やすときのルール
棚卸しの手間を減らすには、増やす段階でルールを持つ。「新しく契約するときは、既存のどれを解約できるかを検討する」という手順を入れると、本数が増え続けるのを防げる。
よくある質問
- Q. 誰がやるべきですか。
- A. 費用を見ている人(経理・管理部門)と、ツールを把握している人(情シス)の両方が必要です。片方だけでは、明細か利用実績のどちらかが分かりません。


