補完だけでいい人のための選択 — Supermaven と Copilot
AIコーディングツールが「エージェント」方向に進むなかで、速い補完だけが欲しいという需要は残っている。その観点で Supermaven と GitHub Copilot を比べる。価格は2026年11月時点の確認値。
編集部
AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

補完とエージェントは別の製品である
インラインの補完と、複数ファイルを横断して書き換えるエージェントは、求められる性質が違う。補完は速さが全てで、1秒遅れると使われない。エージェントは時間がかかっても正しければよい。
この2つが1つの製品に統合された結果、補完だけが欲しい人がエージェント込みの価格を払っている。Supermaven はそこを切り出している。
料金
| Supermaven | GitHub Copilot | |
|---|---|---|
| 無料 | あり(補完は使える) | 条件付きの無料枠あり・公式を参照 |
| 個人 | Pro $10/月 | 公式の料金ページを参照 |
| チーム | Team $10/人/月 | Business / Enterprise あり |
| 文脈長 | 有料で100万トークン | 公式を参照 |
| データ保持 | 7日 | 公式を参照 |
速度が選定の軸になる場面
補完は、提案が出るのがタイプの速度を超えた瞬間に無視される。「待てば出る」ではなく「出ていないので自分で打つ」になり、以後その機能は無いものとして扱われる。
Supermaven が速度を設計目標に掲げているのはこの理由で、実際に使うと差が分かる。賢さで負けていても、使われる機能のほうが価値がある。
100万トークンの文脈
大きなコードベースで補完の質を決めるのは、どれだけ周辺のコードを見ているかである。文脈が短いと、プロジェクト固有の命名や型を無視した提案が出る。有料プランの文脈長は、ここに効く。
どちらも要らない場合
エディタ内蔵の補完で足りることもある。追加の契約をする前に、今使っているエディタの標準機能で何が出るかを1週間見てから判断すると、無駄な契約が減る。
よくある質問
- Q. 補完だけで足りますか。
- A. 作業の内容によります。既存コードの修正と小さな追加が中心なら足ります。新機能をまるごと書く、複数ファイルを横断して直す、といった作業ではエージェントが効きます。
- Q. データ保持7日は問題ですか。
- A. 社内規程との照合が必要です。コードの断片が7日間保持されることを許容できるか、情シスに確認してください。


