文章から図解を作る — Napkin AI で資料の図を10分で用意する
資料づくりで時間を食うのは文章ではなく図である。Napkin AI は本文を貼ると図解の候補を複数出す。実務で使える図とそうでない図の見分け方、資料に組み込むまでの手順をまとめる。価格は2026年11月時点の確認値。
編集部
AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

何ができるツールか
Napkin AI は、文章を貼ると内容に合う図解を提案するツールである。インフォグラフィック、フローチャート、マインドマップ、データのチャートといった形式を自動で選び、複数案を並べて出す。描画ソフトのように自分で図形を置いていくのではなく、文章の構造から図を起こす方向で作られている。
| プラン | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| Free | $0(無期限) | 週500 AIクレジット・編集無制限・PNG/PDF書き出し・Napkinのロゴ入り |
| Plus | $9/人/月 | ロゴなし。年払で25%割引 |
| Pro | $22/人/月 | 上位機能 |
| Enterprise | 要問合せ | 組織向け |
無料プランで週500クレジット使えるので、個人が資料を作る分には十分試せる。制約はロゴが入ることで、社外に出す資料では有料プランが必要になる。
手順:10分で図を揃える
1. 本文を書き終えてから貼る
図を先に作ろうとすると、図に合わせて文章を書くことになり、言いたいことがぼやける。本文を書き終えて、「ここに図があると分かりやすい」という箇所を決めてから、その段落だけを貼る。
2. 段落単位で渡す
資料全体を一度に貼ると、抽象度の高い図しか出てこない。使えるのは「3つの要素の関係」「5段階の手順」のような、具体的な構造を持つ1段落である。1段落につき1つの図、と考えて渡す。
3. 出た候補から選ぶ基準
図を見ただけで言いたいことが分かるか(説明文なしで成立するか)要素の数が3〜6に収まっているか(7以上は読めない)矢印の向きに意味があるか(装飾の矢印は混乱を招く)日本語のラベルが折り返されていないか
4つめは日本語で使うときに頻繁に起きる。英語のラベルを前提に枠の幅が決まっているため、日本語を入れると文字が折り返されたり、はみ出したりする。ラベルは短い語に言い換える。「ユーザーの行動を記録する」ではなく「行動記録」で足りる。
採用しないほうがよい図
AIが出す図で最も多い失敗は、内容のない円環図である。3つの要素を矢印で円形につないで「循環」を示す図は、見た目は整っているが情報量がほぼない。元の文章に循環の構造がないのに円環図が出てきたら、それは形式に合わせて内容を曲げている状態である。
同じく、階層のない並列要素をピラミッド型にした図も避けたい。上下に並べると読者は序列があると受け取るので、序列がないものを縦に積むと誤解を生む。
資料全体への組み込み
図はPNGかPDFで書き出して、Gamma や Canva、PowerPoint に貼る。Napkin で資料全体を作るのではなく、図だけを作る道具として使うほうが結果がよい。図の工程を切り出すことで、資料作成の時間配分が読めるようになる。
書き出す前に、資料の配色に合わせておくと貼ったあとの統一感が出る。色をあとから直すのは手間なので、最初に1つだけ配色を決めてから全部の図を作る。
よくある質問
- Q. 日本語の文章でも使えますか。
- A. 使えます。ただしラベルの枠幅は欧文を前提にしているため、長い日本語は折り返されます。ラベルを短い語に言い換えるのが前提の運用になります。
- Q. 生成した図を商用資料に使えますか。
- A. 有料プランではロゴなしで書き出せます。無料プランはロゴが入るため、社外向けの資料には向きません。利用条件は公式の規約で確認してください。

