Gamma vs Canva — AIで資料を作るとき、どちらに向くか
Gamma と Canva はどちらもAIで資料を作れるが、出発点が違う。Gamma は箇条書きのメモから構成ごと生成し、Canva はテンプレートに内容を流し込む。手元に原稿があるかないかで向き不向きが変わる。価格は2026年11月時点の確認値。
編集部
AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

結論:原稿があるかないか
言いたいことは箇条書きで決まっているが構成がない → Gamma構成は決まっていて見た目を整えたい → Canva会社のテンプレートに合わせる必要がある → Canva(ブランドキット)
1. 料金
| 項目 | Gamma | Canva |
|---|---|---|
| 無料プラン | あり | あり(Canva無料版) |
| 最安の有料 | ¥1,440/席/月(年払・年¥17,280) | Canvaプロ ¥11,800/年(1人) |
| 中位 | ¥2,500/席/月(年払・年¥30,000) | Canvaビジネス ¥18,800/年 |
| 上位 | ¥13,274/席/月(年払・年¥159,291) | Canvaエンタープライズ(要問合せ) |
| AI枠 | プランごとに月1,500/4,000/20,000クレジット | 無料版比で10倍(プロ)・20倍(ビジネス) |
| 日本語UI | あり | あり |
年額に直すと Gamma の最安が約¥17,280、Canvaプロが¥11,800である。Canva のほうが安いが、Canva のAI枠は「無料版の10倍」という相対表記で、絶対量が公開されていない。Gamma は月1,500クレジットと明示されているので、使用量の見積りがしやすい。
2. 作り方の違い
Gamma は箇条書きのメモか、短いテーマ文を渡すと、スライドの枚数と各ページの見出しまで含めて提案してくる。「構成を考える」工程をAIに預ける設計である。出てきた構成は冗長なことが多く、ページを削る作業が人の仕事になる。
Canva は膨大なテンプレートから選んで、そこに文字と画像を入れていく。AI機能(Magic Studio)は、文章生成、画像生成、背景削除、サイズ変更といった個別の作業を速くするものであり、構成そのものを作る役割ではない。
この差は「資料を作る時間のどこが辛いか」で選び分けるとよい。構成を考えるのが辛いなら Gamma、見た目を整えるのが辛いなら Canva である。
3. 日本語の体裁
どちらも日本語UIがあり、日本語の資料を作れる。ただし海外発のテンプレートは欧文を前提に行間と字間が決まっているため、日本語を入れると行が詰まって見えることがある。見出しが変な位置で折り返される現象も起きる。
対策は単純で、見出しを短くすることである。日本語は1文字が欧文の2文字分の幅を取るので、英語のテンプレートで収まる長さの半分が目安になる。長い見出しを入れてレイアウトを崩すより、言葉を削るほうが早い。
4. 共有と書き出し
Gamma はWebページとして共有する形が基本で、スクロールして読む資料に向く。PowerPoint や PDF への書き出しもできるが、Webで見せる前提の構造なので、紙に印刷する資料には最適化されていない。
Canva は印刷まで含めた出力が前提にあり、入稿データの書き出しや名刺・ポスターのサイズまで扱える。社内で配る資料も、外に出す印刷物も同じツールで済ませたいなら Canva が広い。
よくある質問
- Q. 両方必要になりますか。
- A. 資料の性質で分かれます。社内の提案や勉強会の資料は Gamma、顧客に出す印刷物や SNS 画像は Canva という使い分けは実務でよく見られます。ただし2つ契約すると年3万円近くになるので、まず片方の無料プランで足りるかを確かめてください。
- Q. 既存の PowerPoint を取り込めますか。
- A. どちらもインポート機能がありますが、レイアウトが完全に再現されるとは限りません。既存資料の体裁を厳密に保ちたい場合は、元のツールで編集するほうが確実です。

