opinion5分 で読める2026-03-02
AIコーディングを使わない方がいい場面 — 5つの判断基準
AI コーディングを使わないほうがいい場面がある。中途半端に使うと生産性が下がる5つの判断基準を、実例と共に提示する。
編
編集部
AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-03-02

5つの判断基準
1. 仕様が曖昧な探索フェーズ2. 高セキュリティの認証・暗号化処理3. レガシーコードの重要な変更4. パフォーマンスクリティカルな最適化5. 「自分が完全には理解していない」領域
1. 仕様が曖昧な探索フェーズ
「とりあえず動かして検証」のフェーズで AI を使うと、AI が「ありそうな実装」を出すため、本当に必要な実装と乖離する。仕様を固めてから AI に投げる。
2. 高セキュリティ領域
認証・暗号化・トークン処理は AI が「動くけど安全でない」コードを書く確率が高い。OAuth フロー、JWT 検証、CSRF対策などは公式実装を参照すること。
3. レガシーコードの重要変更
10年もののコードは AI が文脈を読みきれない。「とりあえず動く」修正を出すが、副作用を見落とす。レガシー領域は人間が読み込んでから手作業で修正する。
4. パフォーマンス最適化
AI は「読みやすいコード」を出すが、「速いコード」を出すとは限らない。プロファイラの結果を AI に渡しても、根本原因の特定は人間がやるべき。
5. 自分が理解していない領域
AI 出力をレビューできないコードを本番に入れるのは危険。新領域に取り組むときは、AI を「学習補助」として使い、コードは自分の手で書く。
- Q. では AI を使うのに最適な場面は?
- A. 定型実装・テスト追加・リファクタ・既知パターンの実装。「自分でも書けるが時間がかかる」作業の高速化。
まとめ
AI コーディングは「全力で使う」のが正解ではない。使わないほうが速い・安全な場面を見極めるのも、エンジニアリングのスキル。

