CodeRabbit vs Greptile — AIコードレビューの課金と精度の考え方
AIコードレビューの CodeRabbit と Greptile は課金の考え方が逆である。CodeRabbit は1人あたりの席課金、Greptile はレビュー回数のクレジット課金。チームの人数とPRの本数で費用が逆転する。価格は2026年11月時点の確認値。
編集部
AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

結論:人数とPR本数で決まる
人数が多くPRは少ない → Greptile(人数に課金されない)人数が少なくPRが多い → CodeRabbit(席課金なので回数は気にしなくてよい)公開リポジトリだけ → CodeRabbit(公開リポジトリは無料)stacked PR の運用を含めたい → Graphite
1. 課金の比較
| 項目 | CodeRabbit | Greptile |
|---|---|---|
| 課金単位 | 1人あたりの月額 | レビュー1回あたりのクレジット |
| 無料 | 公開リポジトリは無料 | Starter:月50クレジット・開発者1人 |
| 最安の有料 | Essentials $24/人/月(年払・月払は$30) | Pro $1/クレジット(席課金なし) |
| 中位 | Team $48/人/月(年払・月払は$60) | — |
| 上位 | Advanced $72/人/月 | Enterprise(要問合せ) |
| レビューの深さ | プラン共通でPR要約・指摘・修正提案 | Base 1/Plus 3/Apex 10 クレジット |
| リポジトリ数 | Essentials 1/Team 5/Advanced 10 | 無制限 |
| トライアル | 有料プラン14日間 | Pro 14日間 |
分岐点を計算してみる。10人のチームが月に100本のPRを出す場合、CodeRabbit の Essentials は$240、Greptile は Base レビューなら100クレジットで$100になる。人数が増えるほど Greptile が有利になる。
逆に3人で月300本のPRを出す場合、CodeRabbit は$72、Greptile は$300になる。少人数で高頻度に出すチームでは CodeRabbit が安い。自分のチームのPR本数を先に数えてから比べるべきである。
2. レビューの性格の違い
CodeRabbit はPR単位の読みやすさに寄っている。変更の要約、歩き回り用の説明、行単位の指摘、ワンクリックで当てられる修正提案が揃っている。レビュアーの代わりではなく、レビュアーの前段で明らかな問題を落とす使い方に合う。
Greptile はコードベース全体の文脈を読むことに寄っている。別のファイルにある既存の実装と矛盾していないか、同じ処理が他にもあるか、といった横断的な指摘が出やすい。クレジットの段階(Base・Plus・Apex)でどこまで深く読むかを選べる構造になっている。
どちらも「人のレビューを置き換える」ものではない。設計意図の妥当性と、仕様に合っているかの判断は人が持つ。AIが拾うのは、見落としやすい型の不整合、エラー処理の抜け、命名の不統一といった層である。
3. 無料で使い続けられる範囲
OSSを公開している人は CodeRabbit の公開リポジトリ無料が効く。個人開発でリポジトリを公開しているなら、費用なしでレビューが付く。
Greptile は月50クレジットの Starter が無料で、開発者1人・リポジトリ無制限である。Base レビューなら月50本まで無料で回る。非商用のOSSプロジェクトは申請により無料で使える枠があり、Series A 前で直近12ヶ月の売上$2M未満のスタートアップには月500クレジットを6ヶ月という枠が用意されている。
4. 導入してから効いてくること
AIレビューを入れた直後は指摘が多すぎて、全部に対応しようとしてPRが止まる。最初の2週間は「指摘は参考情報、対応は任意」として運用し、どの種類の指摘が本当に有用かをチームで見極めるほうが定着する。
逆に放置すると、AIの指摘を誰も読まないコメント欄になる。読まれない自動コメントは、人のレビューコメントを埋もれさせる害がある。2週間たったら、無効化する指摘の種類を決めて設定に落とす。この調整ができるかどうかで、ツールが資産になるかノイズになるかが分かれる。
よくある質問
- Q. 人のレビューはやめられますか。
- A. やめられません。設計の妥当性と仕様との整合は人が判断する領域です。AIレビューは、人のレビュアーが本来見るべき点に集中できるよう、機械的に見つかる問題を前段で落とす役割です。
- Q. どちらも日本語で指摘が出ますか。
- A. 設定で出力言語を選べる場合があります。チームの共通言語に合わせられるか、導入前にトライアルで確認してください。
- Q. 社内のコードを外部に送ることになりますか。
- A. クラウド版はそうなります。送れない場合は、セルフホストや自社環境での運用に対応したプラン(Greptile の Enterprise など)を検討してください。

