AIでSEO記事を書く手順 — キーワード選定から公開までの7工程
AIに丸ごと書かせた記事は、検索結果に出ても読まれない。本サイトで実際に回している7工程に沿って、AIに任せる部分と人が判断する部分を切り分ける。工程ごとに使うツールも示す。
編集部
AI Tools Hub 編集部 · 公開 2026-11-01

7工程と分担
| 工程 | やること | 主担当 |
|---|---|---|
| 1. キーワード選定 | 検索されている語を集め、勝てる語に絞る | 人(ツールで候補出し) |
| 2. 検索意図の分解 | その語で来た人が何を知りたいかを書き出す | 人+AI |
| 3. 構成作成 | 見出しの階層と各節で答えることを決める | AI(人が削る) |
| 4. 執筆 | 各節の本文を書く | AI(人が書き直す) |
| 5. 事実確認 | 数値・固有名詞・料金の出典を確認する | 人のみ |
| 6. 内部リンク | 関連ページへの導線を入れる | 人(ツールで候補出し) |
| 7. 公開後の計測 | 表示とクリックを見て手を入れる | 人(Search Console) |
1. キーワード選定 — 勝てる語に絞る
検索ボリュームの大きい語を狙うと、個人サイトは上位に入らない。狙うのは、検索意図が具体的で競合が手を抜いている語である。「AIツール」ではなく「議事録AI 無料 上限」のように、条件が3つ以上重なった語のほうが実際にクリックされる。
Search Console を数ヶ月回していれば、自分のサイトが既に表示されている語が分かる。順位が8〜20位の語は、記事を足すか直せば1ページ目に入る見込みがある。ゼロから語を探すより、この層を拾うほうが早い。
2. 検索意図の分解 — ここをAIに聞く
選んだ語で検索した人が知りたいことを10個書き出す。この作業はAIが得意である。「この語で検索する人の状況と、知りたいことを10個、優先順に挙げて」と聞けば、自分では思いつかない観点が2〜3個混じる。
ただし出てきた10個をそのまま見出しにしてはいけない。多すぎて記事が薄くなる。上から3〜5個に絞り、残りは別記事に回す。この「絞る」判断が記事の質を決める。
3. 構成作成 — AIに出させて人が削る
絞った論点を渡して見出しの構成を出させる。AIが出す構成は網羅的だが冗長で、「はじめに」「まとめ」「今後の展望」のような中身のない節が混じる。これを削るのが人の仕事である。
結論を最初の節に置く(読者は上から順に読まない)見出しだけ読んで記事の答えが分かる状態にする中身のない節を削る。「はじめに」は要らない表で答えられる節は表にする
4. 執筆 — 節ごとに書かせる
記事全体を一度に書かせると、節ごとの密度が揃わず、同じことを繰り返す。節ごとに「この見出しで答えることはこれ、字数はこれくらい」と指定して書かせたほうが扱いやすい。
出てきた文章は、そのままでは使えない。曖昧な修飾、根拠のない断定、同じ意味の言い換えの重複が入る。読み返して自分の言葉に直す。この工程を飛ばすと、文章のパターンが揃いすぎて読み物として平板になる。
5. 事実確認 — AIに任せない唯一の工程
料金、無料枠の上限、提供元の社名、対応している連携先。この4つはAIが最も間違える。しかも間違っていても自然な文章として出てくるので、読み返しただけでは気づかない。公式の料金ページを開いて1つずつ照合する以外に方法がない。
まとめ記事や比較サイトを出典にしてはいけない。本サイトが日本語の議事録ツールを調べたとき、複数のまとめ記事が既に終了したサービスを「無料で使える選択肢」として挙げていた。公式ページを見れば終了が明記されていた。二次情報は更新されない。
確認した日付を記事に書いておく。価格は変わるので、「2026年11月時点」と添えるだけで記事の寿命が延び、読者も自分で確認する判断ができる。
6. 内部リンク — 書いた後に入れる
本文を書き終えてから、関連するページへのリンクを入れる。先にリンクを決めると、リンクを入れるために不自然な一文を足すことになる。リンク先は、その節を読んだ人が次に知りたくなるページを選ぶ。
1記事につき3〜5本が目安である。多すぎると本文が読めなくなり、少なすぎると孤立したページになる。孤立したページは検索エンジンからも評価されにくい。
7. 公開後の計測 — ここで記事は完成する
公開して2〜4週間たつと Search Console に表示回数が出る。見るのは順位とクリック率の2つである。順位が高いのにクリックされない記事は、タイトルと説明文が検索意図とずれている。順位が低い記事は、そもそも内容が足りない。前者はタイトルを直せば翌週に変わる。
日本語のタイトルは検索結果で全角35文字前後で切られる。後半に検索語を置くと表示されない。検索語を前半に置き、ブランド名は入れないか最後に短く添える。
よくある質問
- Q. AIで書いた記事は検索エンジンに評価されませんか。
- A. 生成の手段ではなく内容で評価されます。問題になるのは、独自の情報がなく既存のページを言い換えただけの記事です。一次情報の確認、自分の判断、読者の課題に対する答えが入っていれば手段は問われません。
- Q. 1本あたりどれくらい時間がかかりますか。
- A. 本サイトの実感では、工程1〜4で1〜2時間、工程5の事実確認に同じくらいかかります。確認のほうが時間を食うので、ここを削りたくなりますが、削ると後から直す手間のほうが大きくなります。
- Q. どのAIを使うのがよいですか。
- A. 構成と執筆は長文の扱いが得意なモデルが向きます。日本語の自然さを重視するなら Claude、情報の幅を取りたいなら ChatGPT や Gemini が選ばれやすいです。どれを使っても工程5の確認は変わりません。

